犬や猫の涙やけが気になる場合の対処法

犬や猫の涙やけ・目やにが気になったことはありませんか？

原因や対処法、日々のケアについて考えていきましょう。

目やにの原因は涙の中に含まれている粘液です。この粘液が、老廃物や目に入ったゴミなどの異物とともに固まったものが目やにです。涙腺からは常に涙が流れて目を守っており、日々目やにが生じるのは当然のこと。

しかしこの目やにの量が異常に多かったり、目の周りに濃い涙やけができているような場合は病気・感染症が疑われます。

犬・猫が健康で、目に異常がない場合は茶褐色～黒褐色の目やにが少量生じる程度です。しかし、目やにの色が黄色や緑色を帯びている場合は注意が必要です。ウイルスや細菌の感染が疑われるので、動物病院に連れて行きましょう。

また、目やにの色が正常であったとしても、常に涙やけができている場合は要注意です。やたらと目やにの量が多かったり涙が止まらなかったりする場合は、花粉症や食べ物のアレルギーが疑われます。気になったら動物病院に連れて行ってあげるとよいでしょう。

犬・猫の目の病気として代表的なものが「流涙症」です。涙やけについて調べていると必ず出てくる言葉です。これはなんらかの刺激によって涙が大量に分泌され、涙やけによって顔全体が黒く汚れてしまっている状態です。

この症状の原因はさまざまであり、素人が簡単に判断することはできません。とにかく、目に異常が現われた場合はすぐに動物病院に連れて行ってあげることが大切です。

異常が見られる場合はすぐに動物病院に行って指示を仰ぐのが一番ですが、そうでない場合も普段から目の周りのケアを意識することが大切です。

目やにが気になったらペット用の清潔なウエットティッシュでやさしく拭き取りましょう。こびりついたまま放っておくと、細菌やウイルスが繁殖する原因になってしまいます。

このとき人間用のウエットティッシュは使わないこと！アルコールが含まれていることが多いので、目に刺激を与えてしまいます。

脂質の多すぎるペットフードは涙やけの原因となる可能性があるそうです。脂質自体はもちろん必要な栄養ですが、取りすぎは他の疾患や肥満の原因にもなります。毎日食べるものは良いものを選びましょう。

また、粗悪なペットフードに含まれる添加物もペットにとっては悪影響です。詳しくは別記事「ペットフードの添加物を知ろう」をご覧ください。