猫のケア用品の選び方:爪とぎ板・爪きり

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爪は猫の命!ケア用品はよく考えて

爪とぎ板

爪を研ぐのは猫の本能に基づいた行動です。理由はさまざまですが、たとえば古くなった爪の外皮をはがす・狩りに備えて爪を鋭くしておく・ストレス解消など。飼い主の関心をひくためにガリガリとアピールすることもあるようです。
猫にとっては当たり前の行動で、これを止めることはできません。しかし、放っておくと家の壁や家具をボロボロにされる、鋭い爪で飼い主や猫自身が怪我をする、などといったことになりかねません。そこで、猫を飼う際は自由に爪とぎをできる場所を提供することが必須になってくるのです。

爪とぎ板を選ぶときのポイント

●床に置くタイプでも壁に立てかけるタイプでもOK。ただしいずれのタイプも猫がしっかり体重をかけられるようにする
猫は爪とぎをする際に全身の体重をしっかり乗せて力を入れます。床置きタイプなら、面積が広くて猫が上に乗れるものを選ぶとよいです。立てかけタイプは動かないように固定できるものを。
●素材はダンボール製がおすすめ
猫の嗜好性・商品の種類の多さ・交換の手軽さから段ボール製で決まりです。
麻縄で作られた商品は使っているうちに細かい繊維のゴミが大量に出て掃除が大変。
ゴミが出ないシリコン製のものも見かけますが、そもそも猫が爪とぎだと認識しない可能性が高い上に、肝心の爪とぎ効果が薄いので問題外です。

爪切り

爪とぎ板を使って爪を鋭くするのと、その爪を切ってしまうことは矛盾しているようですが、飼い猫にとってはどちらも必須です。
外猫や野生の猫科動物の場合、過酷な生活環境の中で爪は自然に磨耗し丸くなっていきます。それを爪とぎによって一定の鋭さに保ちます。
しかし室内飼いの猫の場合、本能によって爪とぎはするものの、磨耗する機会があまりありません。どんどん鋭くなり、長く伸びる一方です。凶器のようになった爪は飼い主や猫自身を傷つけてしまいます。それを防止するために、爪きりが必要になってくるのです。

爪切りを選ぶときのポイント

●小~中サイズの猫はハサミタイプ、大型の猫はギロチンタイプ
猫の爪切りは大きく分けて二種類あります。刃先の丸いハサミタイプと、輪の中に爪を通し刃をスライドさせて切るギロチンタイプです。小~中サイズの猫ならハサミタイプが圧倒的に使いやすいです。人間の赤ちゃんの爪を切る感覚でいいでしょう。
大型の猫は爪が硬く、割れやすいのでハサミタイプだと苦労するかもしれません。ギロチンタイプなら切れ味が鋭く、均等な力を加えて切ることができるので、爪が割れる心配も少なくなります。
以上、爪とぎ板と爪きりの選び方でした。
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