猫のいたずら対処法

シェアする

%e3%81%84%e3%81%9f%e3%81%9a%e3%82%89%e7%8c%ab
猫は本来単独行動の自由気ままな生き物。犬と違って群れの順位などの概念がないので、強いもの(人間)の指示に従うということは基本的にありません。
ではそんな猫のいたずらがひどい場合にはどのようにやめさせたら良いのでしょうか?

ウチの猫はこんないたずらをします

我が家の猫は生後4ヶ月。家にやってきたときは生後一ヶ月くらいでした。当初は手のひらに収まるサイズでプルプル震えて足取りもおぼつかなかったのですが、いまや身体は三倍近く大きくなり、日に日にいたずらもエスカレート。「こいつ犬か?」と思うほど力いっぱい暴れまわっています。主ないたずらは以下の通り。
・食卓テーブルに上がって人間の食べ物を奪おうとする
・カーテンやソファ、人間によじ登る
・いきなり飛び掛ってきてじゃれ付く
・そのとき噛み付く・引っかく・猫パンチをする。痛い
・玄関を開けるとものすごいスピードで走って外に出ようとする
・コップや観葉植物をひっくり返す
・深夜の大運動会
などなど。挙げるとキリがありません。あなたの家の猫もこんな感じではありませんか?

なぜいたずらをするのか

対処法を考えるなら、まず原因を突き止めなければいけません。
考えられる原因はこんなところです。
・本来の習性
 高いところに上ろうとするのは、視野を広くして縄張りを監視するという猫が元々もっている本能的な行動です。家の中で高いところといえば、家具や立っている人間です。
また、外に出ようとするのは自分の周辺の世界に興味を持っているからでしょう。
人間の食べ物を奪おうとするのは、より高カロリーのものを食べたいという本能的な欲求によるものだと思われます。
・人間の関心を惹こうとしている
 子猫に顕著です。人間の子どもと一緒で、一緒に遊んでもらいたい・興味を持ってもらいたいという自然な気持ちによるものでしょう。飛び掛ってじゃれ付くなどはこれに当たります。
・運動不足
 夜の運動会の原因はこれかもしれません。有り余る体力をもてあまし、ストレス解消のために走り回っていると思われます。
・何らかの不満を抱えている
 たとえば猫がトイレ以外の場所で粗相をしてしまう場合、トイレ掃除を忘れていて汚くなっていた、何てことも考えられます。
・年齢・性格によるもの
 我が家の猫はどうもおっちょこちょいのようです。子猫だからかもしれませんが、注意力不足でよく壁やテーブルなどに頭をぶつけており、「コンッ」という音が聞こえます。コップや植木鉢も避けたつもりで身体をぶつけているようです。
原因に基づいて対処法を考える
さて、原因が分かったら対処法を考えましょう。パッと思いつく限りでは以下の通りです。

積極的対処法

・キャットタワーを購入する
運動不足を解消し、高いところに上りたい欲求も解消できる一石二鳥のアイテム。
・毎日一定時間一緒に遊んであげる
かまって欲しいのならかまってあげましょう。体力を使わせておとなしくさせる効果が期待できます。
・フードを変える
毎日同じものを食べていると人間の食べ物が気になるのかもしれません。おやつを与えるのもいいかも。
・早寝早起き
夜は早めに消灯し、生活リズムを人間に合わせるように仕向けます。
・いたずらをしたら霧吹きで水をかける
少々強引な方法ですが、実は一番効果的です。テーブルに上がった瞬間や、人間の食べ物をとろうとした瞬間にシュッとひと吹き。効果覿面です。ウチの猫は、これで人間の前ではテーブルに上がらなくなりました。やりすぎると猫にストレスを与え、嫌われるので注意。

消極的対処法

・じゃれ付いてきても無視する
積極的対処法の逆で、噛まれても引っかかれても無視します。大きな声を出したり動いたりすると、猫は喜んでさらに飛びついてきます。石像にでもなったつもりで徹底的に無視をすれば、やがて猫は興味を失います。
・ドアの開閉を速やかに、かつ注意深くおこなう
猫はとんでもない瞬発力をもっています。あっ、と気付いた瞬間に玄関から外に出ていることも。これを防ぐには猫との距離を注意深く測り、相手のダッシュを上回る速度でドアを開閉するか、猫が気付いていないときに開閉するしかないでしょう。
・あきらめる
猫と人間は違う生き物です。同じ空間で生活をしていると、ある程度の軋轢が生じるのはやむを得ません。特に子猫は過激ないたずらが多いものですが、人間と同じで大きくなれば多少落ち着きが出て、注意力不足も改善するものです。時間が解決してくれるのを待ちましょう。

まとめ

以上、猫のいたずら対処法でした。積極的・消極的対処法をうまく組み合わせながら、人間と猫の双方が納得できる解決法を模索していきましょう。
スポンサーリンク

シェアする

フォローする

スポンサーリンク