ペットフードの便利な保存容器、ご存知ですか?

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みなさん、開封後のペットフードはどのように保管していますか?

開け口をくるくる丸めて輪ゴムや洗濯バサミで留めるのがありがちですが、それ、良くないですよ!

「腐っていなければOK」? いいえ、酸化してます

食品を変質させたり、劣化させたりする原因として代表的なものが腐敗と酸化です。

腐敗については、ドライフードを冷暗所に保存しておけばそれほど気にする必要はありません。しかし酸化は別。空気に触れている限り、常にフードを蝕んでいます。酸化とは物質が酸素と結びつくことです。食品が酸化すると、

・味、匂いの劣化

・褐変や退色

・栄養価の低下

・過酸化物による消化器障害

など、ロクなことがありません。特に酸化した油脂は危険です。嘔吐、下痢などの胃腸障害を引き起こすほか、体内の活性酸素を増加させ老化を進行させることが知られています。食品の保存に関して「腐っていなければOK」というわけではないのです。

どうすれば酸化を防げる?

方法はただひとつ。フードをできるだけ空気(酸素)に触れさせないことです。

ではポリ袋やプラスチック容器に入れて密閉すれば大丈夫?いいえ、ダメです。ポリ袋は酸素の分子を通してしまうので、仮に密閉できたとしても意味がありません。真空パックに用いられるナイロン袋は酸素透過性が低いので一定の効果はありますが、専用の真空パック機は高額ですし、フードを購入するたびにリパックするのは手間です。

また、一般的にキッチン用品として使われるような蓋付きプラスチック容器も、酸化を防止するほどの密閉性は期待できません。

そこで便利なのが食品用脱気容器です。

手間もかからずお買い得、性能も期待できる

脱気容器とは、内部の空気をポンプで抜く構造を持った容器のことです。その上で強く密閉ができるので、フードの酸化を大幅に遅らせることが可能です。

「脱気容器」や「真空容器」という言葉で検索すればいろいろな商品がヒットすると思います。ペットフード専用のものもありますが、人間用のキッチン用品として販売されているものでももちろん問題ありません。

価格はさまざまですが、2~3リットルの大容量タイプでもだいたい3000円前後で購入できるので、真空パック機よりも圧倒的に安価。一袋分のフードをまとめて保管することができるので、手間もかかりません。

手動タイプと電動タイプがあり、手動のものは手でポンプを操作したり、何度もボタンを押すことでシュポシュポと中の空気を抜きます。安価ですが、結構な力が必要なこともあるので、電動タイプが良いかもしれません。保管中に空気が入って内部の気圧が一定以上になると、センサーが感知して自動的に脱気をし直してくれる商品もあります。

便利だが過信は禁物。フードは早めに使い切れる量を購入しよう

脱気容器は大変便利な商品ですが、性能を過信してはいけません。

「脱気容器便利!安いときにフードのまとめ買いをしても安心!」なんて考えてしまいがちですが、容器内部でもゆっくりと酸化は進行します。空気を完璧に抜くなんて不可能ですからね。あくまでも「酸化を遅らせる」だけです。

大切なのは買い物の都合よりペットの健康です。基本的にフードは早めに使い切れる量を購入し、脱気容器は保存のための補助アイテムであると考えて使用するのが良いでしょう。

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