保護猫・野良猫を飼う前に知っておきたいこと:猫エイズと猫白血病

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猫エイズ・猫白血病について

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動物の保護施設で飼い猫を探すなら知っておいて欲しいことがあります。
それは、
猫エイズ・猫白血病について
です。なぜなら、いずれもウイルス性の感染症で野良猫の感染率が高く、致命的な恐ろしい病気だからです。多頭飼いをするつもりなら特に注意が必要です。

感染率・致死率

どれほど恐ろしい病気なのでしょうか?
具体的な数字を挙げると、野良猫の猫エイズの場合、資料にもよりますが
・感染率:10~30%程度
・致死率:70%
といったところです。
猫白血病については具体的な数字があまり見つかりませんでしたが、感染の仕方が似ているので同等の数字と考えていいと思います。治療薬はありません。
ただ、感染をしているからといって必ず発症してすぐに死んでしまう、というわけではありません。無症状のまま一生を終える猫も多い、とのこと。

感染の有無の調べ方

大人の猫がこれらの病気に感染しているかどうかは、動物病院で検査すれば簡単にわかります。保護施設でも必ず教えてくれます。
ただ、子猫(生後半年未満)は正確な結果が出にくいため、検査をしていないことがほとんどです。したがって「キャリアかどうかわからない」猫を引き取ることになります。
不安な場合はその子猫が保護されたときの状況・環境を聞いておくとよいでしょう。
野良生活が長ければ長いほど、感染している可能性は高くなります。また、縄張り争いなど喧嘩が多い分、オスはメスよりも感染率が高いようです。

野良子猫を引き取るときは覚悟が必要

感染率自体は低くはない数字なので、子猫を飼う場合はそれなりの覚悟が必要でしょう。しかし、先ほども述べましたが、感染をしても発症をしない猫はけっこういるようです。
仮にキャリアだったとしても、発症さえしなければ無症状のまま天寿を全うできるわけですから、そう悲観することでもありませんね。
ちなみに母乳を飲んで育った猫は発症率が低いそうです。また、猫に限ったことではありませんが、ストレスは免疫力を低下させ、さまざまな病気を引き起こします。キャリアの猫でもストレスの少ない環境であれば発症しづらい、という話もあります。

発症したらどうする?

不幸にも発症してしまった場合は、治療薬がなく根治できないため、対症療法で苦痛を和らげていくことになります。安らかに生活できるような環境を整えてあげましょう。

まとめ

以上、猫エイズと猫白血病についてでした。
キャリアであろうとなかろうと、大切なのは愛情をもって接すること。楽観や悲観ではなく正しい知識と愛情を持ち、ペットが幸せに暮らせる環境を作ることが飼い主の使命ですね。
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