ペットフードの安全性 ”ミートミール”に要注意

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ミールってなに?肉じゃないの?

ペットフードの原材料をチェックしていると、”ミートミール” ”チキンミール” といった、”○○ミール”という表記を目にすることがあります。
ミートとかチキンとか書いてあるので「肉っぽいものなんだろうな」というのはわかりますが、実際はどんなものが使われているのでしょうか?

結論から言うと、なんだかよくわからない

私がネットで調べた限りでは
血液、毛、ひづめ、角、くず皮、糞、胃腸(含有物を除く)部分を精製して脂肪を除いたもの。カルシウムの含有量がリンの2.2倍を超えていないもの。ペプシン(胃液に含まれる消化酵素)で消化できない残留物が12%以下で、また精製されたものの中の、ペプシンで消化できない粗たんぱく質が9%以下であること。
ということのようです。
これはAAFCO(Association of American Feed Control Official=全米飼料検査官協会)による定義だそうです。これ以上のことはわかりませんでした。
名前からわかる通りこれはアメリカのペットフード協会みたいな組織による定義でして、日本での基準がどうなっているか良くわかりません。
といいますか、多くのペットフードはこのAAFCOの定義を使っているようです。日本には明確な基準がないのかも?

わけのわからないものが含まれている

さて、このAAFCOによる定義をもう一度よく見てみましょう。
“肉粉・ミートミールとは、血液、毛、ひづめ、角、くず皮、糞、胃腸(含有物を除く)部分を精製して脂肪を除いたもの”
です。「えっ?」と思いませんでしたか?血液とか、毛とか、糞!?それを精製して……って、ちょっと意味がわかりませんね。感想を一言で言うと
なんか、嫌
そんな感じ。

「AAFCO承認」はあまり意味がない

「ペット先進国のアメリカの定義だから大丈夫じゃない?」なんて思う方もいるかもしれませんが、実はこのAAFCOが示しているペットフードの品質基準というのは結構ユルユル、というか「販売できる最低限の品質」を保証しているのに過ぎないそうです。
たまに「AAFCOの基準をクリア」なんてことをパッケージに記載しているペットフードがありますが、それってあまり意味がないです。それは「高品質」ということではなく、単に「アメリカで販売できる商品です」ということを示しているだけなので。
なお日本には「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(通称ペットフード安全法)」と呼ばれる法律がちゃんとあります。
ただ、その法律について調べても「○○ミール」の正体はよくわかりませんでした。

まとめ

結局「何なのか」がよくわかりませんでした。
が、少なくとも高品質なものではなさそうです。かわいいペットにわけのわからないものを食べさせるわけにはいきませんね。ちょっと与えたくないようなものが入っている可能性もあります。安全性の観点から言って、避けたほうが無難です。

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