犬のトイレのしつけ法

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犬のトイレのしつけは猫に比べるとちょっと大変かもしれません。

犬のトイレのしつけが困難な理由

犬には基本的に「決まった場所で用を足す」という習慣がありません。犬の排泄はマーキングの役割も持っているので、本能的により広い範囲のいろいろな場所に排泄をしようとします。これが犬のトイレのしつけを困難なものにしている最大の要因です。
しかし本能だからといってそのままにしておいては、家の中が悲惨なことになってしまいます。
犬は賢い動物です。「どうすればよいのか」を教えてあげればそれを理解してくれます。犬と人間がお互いの「習性」を理解しあうことで、始めて快適な共同生活を営めるようになる、というわけですね。

トイレのしつけ 基本的な手順

1 トイレのタイミングを見極める
2 すばやくトイレに連れて行く
3 首尾よく排泄をしてくれたら思い切り褒める
基本的にはこれの繰返しとなります。そしてトイレトレーニングをする際の注意点を。
注意点
・粗相をした場合は、現行犯の場合のみはっきりと短く叱る
・トイレは清潔を保つ(排泄物を残しておく必要はない)
・ペットシーツは毎回同じものを使う
以上です。では順に見ていきましょう。

トイレのしつけ1 タイミングを見極める

実はこれが一番難しいのですが、しつけの第一歩であり一番大切なところです。トイレの場所を覚えさせるのにもっとも効果的な方法は「排泄をしそうになったらトイレに連れて行く」ことなのですが、そのためには犬の様子を注意深く観察する必要があります。具体的なタイミングとしては
・食事の後
・運動の後
・外出の後(外出中に用を足していない場合)
・寝起き
が挙げられます。これらのタイミングのときに
・床のニオイを嗅ぎ始める
・なんとなくそわそわして落ち着きがない
・前足で床を掘るようなしぐさをする
という様子が見られたら、ほぼ間違いなくトイレサインです。

トイレのしつけ2 すばやくトイレに連れて行く

上記のサインが見られたらとりあえずトイレに連れて行きましょう。必ず用を足してくれるとは限りませんが、毎回根気よく連れて行くことが大切です。ここで油断して粗相をさせてしまうと、トイレ成功の道が遠くなります。また、実際に用を足すかどうかはともかく繰返し同じ行動をすることで「食事/運動のあとはトイレに行く」のような習慣づけも期待します。その際は毎回「トイレ」など短い言葉で声かけをすると良いでしょう。

トイレのしつけ3 うまくできたら褒めてあげる

トイレに限らず犬のしつけは「叱って教える」ではなく「褒めて教える」ことが大切です。「何らかの行動をとる」→「褒められる」→「快感」というサイクルを作ることで、犬は積極的にその行動をとるようになります。大げさなくらい思い切り褒めてあげましょう。
では次に注意点・やってはいけないことを見てみましょう。

注意点1 現行犯以外は叱らない

犬の短期記憶力(その場の出来事を一時的に記憶する能力)は、文献にもよりますが長くても数十秒程度、とされています。一分前の出来事も覚えていない可能性が高いのです。
したがって、粗相を叱るタイミングは現行犯でなくてはいけません。少しでも時間が経ってしまうと、犬は「なぜ叱られているのかわからない」ということになってしまいます。これでは単に意味のないストレスを与えてしまうだけです。特に「粗相現場に連れて行って叱る」のは最悪です。排泄自体を悪いことだと思ってしまう可能性があります。ついやってしまいがちですが、絶対にやめましょう。

注意点2 トイレシーツはいつも清潔に、同じ商品を使う

犬が早めにトイレの場所を記憶してくれるよう、トイレシーツはいつも同じものを使いましょう。違う商品にしてしまうと、ニオイや質感の違いで犬を混乱させてしまいます。
ただ、一枚のシーツをずっと使い続けてはいけません。「ニオイが残っているほうがわかりやすいのでは?」という気もしますが、犬は不衛生な場所で排泄することを嫌います。1回用を足したらすぐに換えてあげましょう。

以上、犬のトイレのしつけ法でした。気長に、根気よく続けることが大切です。

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